1916年に創業。2017年にオープンした新社屋が高岡を代表する観光名所にもなっている鋳物メーカー株式会社能作(本社:富山県高岡市)が、錫(スズ)の曲がるという特性を活かして医療機器を開発。2021年12月8日(水)、手指の第二関節固定リング「ブシャール リング」を発売しました。

「ブシャール リング」は、医師と共同開発したもので、テーピングの代わりとして使用することを想定しています。指の太さや変形、腫れに合わせてリングのサイズを適宜調節することができます。また、手のひら側の板部の角度を変えることにより、ちょうどよい角度で関節を固定することができます。手指を使う際や、関節が真っすぐに伸ばせない方にもご使用いただける形状です。

また、錫には抗菌効果があり、「ブシャール リング」は水に濡れても大丈夫。新型コロナウィルスの影響により、手洗いや消毒をする機会が増えている中で、着脱の煩わしさを軽減することも可能です。

さらには、デザイン性も重視。女性が使用することを想定し、シンプルでスタリイッシュなデザインを採用し、お洒落なアクセサリー感覚で装着してもらえるものになっています。

同社では、2014年9月に「医療機器製造業登録証」を、2017年11月に「第三種医療機器製造販売業許可証」を取得。今回の手指の第二関節用固定器具「ブシャール リング」は、2018年に販売を開始した手指の第一関節用固定器具「ヘバーデン リング」に続いての販売となります。

既成概念にとらわれず積極果敢なチャレンジを続ける能作。錫の特性を知り尽くした同社の医療機器開発からも今後は目を離せません。


能作
https://www.nousaku.co.jp/

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