半導体専業メーカー・サンケン電気株式会社(東証プラシム市場上場)を中心としたサンケングループの一員である石川サンケン株式会社(本社:石川県羽咋郡志賀町)は、男性社員の育児休業取得推進のため、独自の「産後パパ育休」制度を導入しています。

羽咋郡志賀町に本社を置く石川サンケン株式会社

令和4年度に女性活躍推進法改正が施行。女性活躍の推進が社会全体で求められていることもあり、男性社員の育児休業取得制度を充実させることによって、女性が仕事を続けやすい環境作りに力を入れている企業が増えています。

そうした発想のもと同社では、産後育児期間中に最大20日間の特別有給を取得できる「産後パパ育休」制度を導入。期間内であれば分割して取ることもできるため、仕事の手を緩めることがなく、柔軟に対応できるとのこと。

また、給与は満額支給され、退職金にも影響がないため、厚生労働省の育児休業給付金では補うことのできない経済面での不安もしっかりと解消しています。

【制度の内容】
・育児休業の取得を原則必須化する。
・育児休業及び産後パパ育休期間中に最大20日間まで特別有給休暇を取得できる。
・産後パパ育休期間中のみ、最大で延べ2週間までの就業を可能とする。
※詳しくは「石川サンケン株式会社」のHPを参照

実際にこの制度を利用した男性社員からは「子どもの成長に立ち会えることが嬉しい」「奥さんから制度を利用してくれてよかった! と感謝された」という声があがっており、仕事と家庭の両立によって生活が充実していることが窺えます。



そうした実績は、数字にも表れており、同社の2021年度の男性社員の育児休業取得は36%と、石川県平均6.5%を大きく上回る結果に。現在は育児休業取得率100%という目標を掲げ、管理職の意識改革を含め、制度の周知に力を入れているそうです。

女性活躍の推進のお手本となる新たな制度を導入した石川サンケン株式会社。年齢や性別に関係なく、多様な働き方と、企業のあり方が問われている今、今後の動きにますます期待が深まります。


石川サンケン株式会社

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