電話で通知を受けた場合にお礼メールは必要?

採用(内定)の通知は電話やメールでお知らせされることが多いと思います。
例えば電話での通知であれば、自然にその場でお礼を述べることになるので、改めてお礼メールを送らなくても失礼にはあたりません。
メールで通知を受けた場合、あるいは電話で通知を受けたが改めてお礼メールを送りたい場合は、ポイントを押さえてお礼メールを送りましょう。
また、メールはできるだけ早いタイミングで送る(返信する)ようにしましょう。何日も寝かせてから送るのは、あまり心象がよくありません。

 

お礼メールを書く際に注意したい「5つのポイント」

採用担当者にお礼メールを書く場合、気をつけたいポイントは以下の5つになります。

  1. 件名は内容がひと目でわかるように
  2. 宛名は「社名・部署名・採用担当者名」の順に
  3. 本文の冒頭は自身の紹介
  4. 謝辞・抱負・締めの定型句
  5. 署名には氏名・住所・連絡先を忘れずに

 

①件名は内容がひと目でわかるように

電話で通知を受けた場合は、採用担当者に対してわかりやすい件名をつけましょう。

  • 例)
    内定のお礼 ◯◯大学 美木根 太郎

また、メールでの通知に対しては、届いたメールの件名を返信(「Re: ◯◯◯◯〜」)しても構いませんが、件名に学校名・氏名など自分を示すものがない場合は、末尾に「(◯◯大学 美木根 太郎)」のように追記し、誰から届いたのかがわかるようにしておきましょう。

②宛名は「社名・部署名・採用担当者名」の順に

社名の「株式会社」などは(株)のように省略せず、正式な名称で書きましょう。また、社名・部署名・採用担当者名の誤字には特に注意しましょう。

  • 例)
    ◯◯◯◯株式会社
    総務部人事課 採 用一郎 様

採用担当者が複数名の場合や、部署宛のメールアドレスに送る場合などは、宛名を「採用担当者様」としても、特に失礼にはあたりません。

③本文の冒頭は自身の紹介

メール本文の冒頭では、自身が何者かを紹介します。これはビジネスメールでもよく使われる定型文ですから、覚えておきましょう。

  • 例)
    お世話になっております。
    ◯◯大学◯◯学部◯◯◯◯学科の 美木根 太郎 と申します。

④謝辞・抱負・締めの定型句

まずは内定の通知に対するお礼の言葉を書きましょう。

  • 例)
    このたびは内定のご連絡を頂き、ありがとうございます。
    また、先日の面接において、貴重なお時間を割いていただき感謝いたします。

続けて抱負を書くことになりますが、そのまま内定を承諾するのか(下記、例1)、他の企業の選考結果を待つのか(例2)で書き方が変わってきます。
後者の場合も、誠意を持って正直に書きましょう。内定をそのまま承諾するかのような書き方をして最後に蹴るのは、誠意のある対応とはいえません。

  • 例1:内定を承諾する場合)
    採用内定をいただいたことを大変嬉しく思っており、決意を新たにしています。
    これまでの学業での経験を活かし、一日も早く貴社に貢献できるよう全力を尽くしますので、ご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
  • 例2:検討中・他の選考結果を待っている場合)
    現在、他社からの選考結果を待っている状況であり、誠に恐縮ですが、承諾のお返事を〇月〇日までお待ちいただきたく存じます。
    貴社においては大変魅力を感じており、全ての結果を踏まえて慎重に決定したいと考えております。

最後に締めの定型句を書きましょう。

  • 例1)
    今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 例2)
    何卒よろしくお願い申し上げます。

⑤署名には氏名・住所・連絡先を忘れずに

意外と忘れがちですが、末尾の署名には氏名・住所と連絡先(電話・Eメールなど)を記載しましょう。

  • 例)
    美木根 太郎(Beconne Taro)
    〒920-XXXX 石川県◯◯市◯◯町 00-00
    電話:090-XXXX-XXXX
    Eメール:beconne.taro@mymail.addr
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