右手にロマン、左手にそろばん。実はお金もかかる?就活に関するお金事情
就活で必要なお金といえば、どのようなものを想像するでしょうか? 面接のためのスーツやかばん・靴、企業や業界を調べるための資料、遠方での説明会・インターンシップや面接であれば交通費や宿泊費・飲食費など、思った以上にお金が掛かるものです。
先輩方の経験を活かし、お金の問題とどのように向き合うかを少し考えてみましょう。
就活に関する出費の平均額と内訳
2024年卒の就活費用は平均82,905円
近年は新型コロナの影響で、オンラインによる説明会・面接の増加が顕著であり定着しつつありますが、昨年と比較すると「オンラインのみ」での就活を行う割合は減少しており、少しずつ従来の対面方式が増加傾向となっています。
それに伴い「交通費」「被服費」「宿泊費」は昨年より増加傾向にありますが、「交通費」についてはコロナ禍以前(2020年卒)の水準と比較すると約4割程度であり、今後もある程度はオンライン併用による負担の抑えられた就活が続くことが見込まれます。
就活に関する出費を抑えるには?
スケジュールや情報を把握し、行動計画を立てる
「交通費」「宿泊費」の増加をコントロールする
「交通費」と「宿泊費」は、特に地方から首都圏への就活を行う場合にかなりの出費となります。負担軽減のための方策は主に次の2つが考えられます。
①可能な場合はオンラインを利用する
業界研究セミナーや説明会など、オンラインで参加できるものを極力そちらを選ぶ方法があります。交通費を節約すると同時に、移動の時間を業界や企業の調査研究に充てることができます。
遠方で行われる対面のセミナーや説明会へ参加する場合でも、日程の近い催しを事前に調査し、移動回数が極力増えないようスケジュールを立ててみましょう。
②交通費支給のイベント・セミナーへ参加する
対面での業界研究セミナーや合同説明会などの中には、交通費や各種ポイントなどが支給されるものがあります。企業が行う説明会でも交通費等の支給がある場合もあります。
また、UIJターン就職などがメインとはなりますが、自治体によっては県外からの交通費の全額または一部を助成してくれる制度がありますので、就職を考えている自治体の就活支援センターなどの情報も調べてみましょう。
(関連記事「石川県内でのインターンシップ等参加にかかる交通費の助成制度について」)
「被服費」を抑えるには、借りる・譲ってもらう・学割を利用する
対面での業界研究セミナーや説明会が多くなると、必然的にスーツやかばん・靴など、シーンに合わせた被服の出番となります。
スーツやかばんなどの被服類は、家族や先輩に借りる・譲ってもらうなど、買わずに済ませる方法もあります。「そんな都合よく借りれる/譲ってくれる人がいない」というときは、学割・就活割などのキャンペーンを上手に利用しましょう。
資料出典:就職みらい研究所「【2024年卒 就職活動TOPIC】就職活動の費用は増加傾向 対面での選考増加が影響」