Googleアナリティクスを使うもっともシンプルな目的としては、サイトがどれだけ見られたか、つまりアクセス数を把握することでしょう。しかしたんにアクセス数の増減を見ているだけだと、先月から増えた、昨年から減った、という情報しかわからず、サイトを改善するための現状の把握がうまくできません。Googleアナリティクスを使う正しい目的は、問題を発見し、改善のための仮説を立て、それを実証することです。

まずは「オーディエンス」と「行動」の基本的な見方を説明し、その後でその数字をどのように理解すればよいのかという読み方を解説します。

アクセス数の見方

オーディエンスの基本項目

ユーザー 期間中にサイトを訪問したユーザー数です。1人が10回訪問してもカウントは1です。ただし厳密にいうとブラウザごとのカウントなので、同じ人でも違うパソコンを使ったり、同じパソコンでも違うブラウザを使ったり、スマホからアクセスしたりすると、別のユーザーとして認識されます。
新規ユーザー 期間中にサイトを訪問した新規ユーザーの数です。期間中に何度訪問してもカウントは1です。設定期間より前に訪問済みの場合にはカウントされません。ただし2年間以上訪問していなかったユーザーは新規ユーザーとして扱われます。
セッション サイトの訪問数です。一般的にいういわゆる「アクセス数」はこれにあたります。30分以内の再訪問であればカウントされません。同じ人が30分以上の間隔を空けて1日に10回訪問し、期間中に10日間それを繰り返した場合にはカウントは100となります。
ユーザーあたりのセッション数 期間中の1ユーザーあたりの平均セッション数です。
ページビュー数 期間中に見られたページ数です。1ユーザーが10ページを見た場合にはカウントは10です。10ユーザーが10ページずつ見た場合にはカウントは100です。
ページ/セッション 1回の訪問でユーザーが閲覧するページ数の平均です。
平均セッション時間 1回の訪問でユーザーがサイトに滞在する平均時間です。
直帰率 サイトを訪問したユーザーがサイト内の他のページに移動することなく、離脱してしまう割合です。たとえばトップページだけを閲覧した場合には直帰としてカウントされます。

行動の基本項目

サイトコンテンツ>すべてのページ サイト全体でどのページがどれだけ見られているかを確認できます。階層に関係なくページ単位でフラットに並んでいます。たとえば「社員紹介ページ」の下に「社員A」「社員B」があるとすると、それらが同列になります。まるっと「社員紹介」のアクセス数を知りたい場合には、次の「ディレクトリ」を見ます。
サイトコンテンツ>ディレクトリ ディレクトリ単位でアクセス数を知りたい場合に使用します。たとえば第2階層として「会社紹介」「社員紹介」「福利厚生」の3つがあり、第3階層としてそれぞれに10ページがある場合(トータルで30ページ)、ざっくりとどのまとまりが多く見られているのかを知ることができます。さらに社員紹介の中で誰がいちばんよく見られているのかを知りたい場合には、社員紹介の項目(URLのディレクトリ名で表記されている)をクリックすると、社員紹介の中のページが項目として表示されます。

アクセス数の読み方

就活生はいつからサイトを見始めるのか

これはざっくり理解することが必要なので、指標は「ユーザー」でも「セッション」でも「ページビュー数」でも構いません。とりあえず「アクセス数」と呼びます。まず期間を1年間に設定し、アクセス数の折れ線グラフを見ます。このときデフォルトは「日」単位なのですが、ジグザグが多すぎてわかりにくいので、単位を「週」に変更します。そして折れ線グラフがだいたいいつ頃から上昇しているかを確認します。これが就活生が企業情報を見始める時期です。採用サイトのリニューアルをするのであれば、この時期に合わせる必要があります

オーディエンスを見るときには、コーポレートサイトを見るのではなく、必ず採用サイトを確認してください。Googleアナリティクスのプロパティがコーポレートサイトと採用サイトと同じになっている場合には、サイト全体のオーディエンスを見るのではなく、「行動>サイトコンテンツ>ディレクトリ>採用サイト」を選択し、ディレクトリごとのオーディエンスを確認します。

就活生はどこをチェックしているのか

就活生が企業選びで何を重視しているのかは時代とともに変化します。企業側の予想と違う場合も多くあるので、いまの就活生が気にするのは福利厚生だろう!などと決めつけるのではなく、データから判断することが大切です。採用サイトを立ち上げたままユーザーの動向を見守るのではなく、日々データをチェックしながら、アクセス数が多いページを見つけて重点的に充実させていくことが重要です。また来年に改善しよう、では遅いのです。ウェブの良いところはすぐに変更できるところです。改善点が見つかったらすぐに実行しましょう。

ページごとのアクセス数を確認するには、「行動>サイトコンテンツ>ディレクトリ>採用サイト」を選択し、採用サイト内のどのページが見られているのかを確認します。

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ビーコネクト編集部
吉田真吾(能登印刷株式会社)

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